婚活パーティに参加してみた人の話

結婚したいと考えているが相手がいない独身の23.5%は何らかの婚活サービスを利用しています(ブライダル総研・婚活実態調査2019)
ネットで異性に出会うのは不安な世代が40代ではないでしょうか。実際、男女とも20代・30代はネット婚活の利用者が多いですが、40代の女性は婚活パーティやイベントの参加が最も多い婚活手段です。

各婚活サービスの利用経験の割合は以下の通りです
結婚相談所:5.5%
ネット婚活:16.5%
婚活パーティ、イベント:9.2%
参考文献「ブライダル総研・婚活実態調査2019」

結婚相談所は、敷居が高いのでしょうかね?婚活アドバイザー(仲人)という人が介在する分、安全性は高いのですが、その分費用が高めになるのが、敷居を高くさせているのでしょうか。個人的には、当会は、費用はお安いので気軽に利用いただけたら嬉しいです。

ネットでの出会いも不安だし、ということで婚活パーティ参加もまだまだ根強い婚活の方法ですが、不安な点も・・・。

婚活パーティ参加後の不安

連絡先の交換はしたけれど既婚者かもしれない

とある都内の婚活パーティ(当会の主催ではありません)に参加してこられた女性の感想です。

女性:「さえない男性ばかりでした」

仲人のミタ:「さえてたりあか抜けてたら、既に結婚していると思いますよ」

女性:「でも一人、素敵な方がいて連絡先を交換したのですが、仕事が忙しいようで週末は会えないんです」

仲人のミタ「既婚者だと思いますよ」

 

女性:「土日に会えませんか?と聞いたら、金曜日の夜に会おうと言われました・・・言ってる経歴も本当かどうかわからないんです」

仲人のミタ:「金曜日の夜に会おうだなんて、既婚者か体目的の可能性が高そうですね。婚活パーティに参加するのに身辺書(家族構成、学歴、年収etc)なんて出さないですから、独身かどうかも自己申告。言ってることが本当かどうかは、おつきあいしながら探りを入れるしかないのでしょうが時間がかかりそうですね」

婚活パーティーで心配なこと

一番の心配な点は、「参加者の身元がはっきりしない」ことではないでしょうか。独身かどうか、職業などは自己申告頼みです。本当に独身かどうかすら確かめようがないのです。

また、参加者の意識が「本当に結婚をしたくて相手を探しに来ている人」だけとは限らず、「浮気相手、遊び相手を物色しに来ている人」「システム販売などの勧誘が目的で来ている人」「人数合わせのサクラ」など、参加の目的が「結婚」ではない場合も少なくありません。

「真剣に結婚をしたくて相手を探している人」でアラフォー世代(40歳前後~)の方は、「婚活パーティ」から「結婚相談所」を利用するケースが多いです。

婚活パーティで出会った後によくあるケース

連絡先の交換をするも自然消滅するパターン

仮に、「結婚したい」という動機で婚活パーティやイベントに参加したとして、運よくカップルになってからは「当人同士まかせ」ですので、交際経験が少ない方は結婚までどのように交際を深めていけばよいかわからず、交際が終了してしまうことが多いです。

別れたはずなのに連絡がしつこく来る

婚活パーティーの多くは、出会いを提供するだけ。その先は「当人同士」であるため、交際に関する明確なルールやきまりなどない場合が多いです。

そのため、別れたのに相手からしつこく連絡がきても、パーティー主催者がどうにかしてくれるはずもなく、残念ながらご自身で対処するしかありません。交際に別れは付きもの。くれぐれもお相手から逆恨みされないように、「交際時から高価なプレゼントはもらわないようにする」「ご馳走してもらうばかりにならないようにする」「簡単に男女の関係にならない」など自衛するしかないですね。

その点、結婚相談所での出逢いは、ルールがあります。そのルールに乗っ取って交際していきますから、万が一、交際終了となったにも関わらず、連絡を入れた場合はペナルティ(罰金)となるため(「交際終了」連絡の行き違いによって連絡をしてしまった場合は大丈夫です)より安心です。

婚活パーティや婚活イベントで気をつけること

婚活パーティーや婚活イベントの主催者は信頼できるところか?

参加者の素性が信頼できるか否かは、主催者が信頼できる運営元であるかどうかに直結します。

「結婚相談所」が主催している婚活パーティーの場合、参加者は、大体、その相談所に入会している会員さんであるため、入会の際に「面談」をし、釣書(プロフィール書)を提出させますから少なくても既婚者である心配はありません。また、年収や家族構成など身元がはっきりしている分、安心です。

しかし、「結婚相談所」主催の婚活パーティから交際に入る場合は、その「結婚相談所」に入会することになる場合が多いです。月会費や成婚料など発生する場合もありますから、婚活パーティーに参加する段階で、「交際になった場合はどうなるのか」は確認しておいた方が良いです。

お金がかかる分、仲人や婚活アドバイザーが結婚につながるようにケアして下さったり、万が一、壊れてしまっても次のお見合いに向かうことが出来ます。

婚活パーティー参加者の「結婚への温度差」は無いか?

「婚活パーティー」と一口に言っても、良い人に出会えれば「今すぐ(半年、1年以内には)結婚したい人」もいれば「そのうち(2年後、3年後)結婚したい人」もいます。参加者が前者と後者で明確に分かれていれば良いのですが、大抵の場合は、参加人数確保のためそこまで分けておらず、募集年齢の男女を集めるのに必死です。

自治体や商店街、イベンターが主催する婚活パーティーの場合、「出会いを提供するだけ」で、いつまでに結婚するかは、当人任せというケースがほとんどですから、その婚活パーティーや婚活イベントの「参加要項」をきちんと把握することが重要です。

結婚に対する本気度が高い人が来るイベントなのかどうか、参加者側がチェックしましょう。

コミュニケーションが得意な方は、どんどん先へ進めると思います。ただ、交際期限も決まってませんから結婚をチラつかされ、長々交際した挙句の「ごめんなさい」もあり得ます。

婚活パーティ婚活イベントに参加するポイント

婚活パーティや婚活イベントに参加する際は、「主催元」と「参加資格」をよく確認し、そのパーティやイベントが恋活目的なのか婚活目的なのか「結婚への温度(=真剣度)」がご自身と同じ人たちが参加するイベントなのか確認することが大切です。そして、ご自身の安全を守ることもお忘れなく。